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辛い時期を乗り越えた6つのこと。ブラック企業を辞めたあとの回復記録

辛い時期を乗り越えた6つのこと。ブラック企業を辞めたあとの回復記録 癒やしの知恵ログ

ブラック企業を辞めたあと、私は、ただ生きているだけで精一杯でした。

心も体もすり減って、「これからどうしたらいいんだろう」なんて考える余裕もなかった。

元気を取り戻すために、何か特別なことをしたわけじゃありません。

むしろ支えてくれたのは、ごく普通の、小さな「好き」や「安心」でした。

寝るだけの毎日。

スマホをポチポチする時間。

久しぶりにおいしいと思えたおにぎり。

ふわっと香るアロマの匂い。

心を動かしてくれた推しの存在。

そんな小さな光たちを拾い集めながら、私は少しずつ、ゆっくり、回復していきました。

おかげで今の私がいます。

もし今、しんどい気持ちを抱えているなら、この記事が、ほんの少しでもあなたの小さなヒントになればうれしいです。

ひたすら寝る・ゴロゴロする時間を許した

ゴロゴロとリラックスして眠る猫の写真

ブラック企業で働いていた頃、私はまともに眠ることすらできませんでした。

毎晩、怖い夢を見ては何度も目が覚める。

朝起きても全然疲れが取れない。

そんな日々が続いていたんです。

退職直後は、頭も体も全然動きませんでした。

何をする気力も湧かず、ただただ布団の中で一日を過ごすことも。

正直、「こんな自分はダメだ」と責めたくなる日もありました。

でも今振り返ると、「ひたすら寝る・ゴロゴロする時間」も、ちゃんと回復のために必要な時間だったと思います。

疲れた心と体は、まず十分な休息を求めています。

無理に何かを始めるより、「動けない自分も認めてあげる」ことから回復は始まったのだと、今なら言えます。

だから、退職してまずやったことは──

とにかく寝る。ひたすら寝る。何も考えず、どろっどろに寝倒す。

寝すぎて逆に体が痛くなったり、「今日は何曜日だっけ?」と本気でわからなくなったり、そんなレベルでゴロゴロしていました。

でも、本当に思ったんです。

寝不足って、心も体もボロボロになっちゃうんですよね。

何もしないで寝るだけなんて「時間のムダ」だと思ってたけど、むしろ逆でした。

睡眠は、心と体を修復するための最高に尊い活動です。

今となっては、何よりも寝る時間を優先します。

予定が入ってても、「いや、寝たいから」って遠慮なく断ります(笑)。

 

そんな感じで、寝て寝て寝まくったあとの私はというと…

今も、ゆるっと“寝て回復する日々”を満喫してます(最高)

➡ 何もしたくない時の過ごし方。がんばれない私が“寝て回復”にたどりついた話

「起きてたい」日もあるけど、やっぱり寝るのがいちばん好き(笑)

スマホゲームで“無”になる時間を作った

ソファでスマホを触りながらくつろぐ女性の写真

子どものころ、よくテレビゲームで遊んでいました。

そんな私も、ブラック企業で働いていた頃は、ゲームで遊ぶ余裕なんてすっかり忘れていて。

でも退職後、ふとスマホに入っていたゲームアプリをポチポチし始めたんです。

ただ画面をタップするだけの、単純なゲーム。

最初は「なんでこんなことやってるんだろう」と思ったけれど、ポチポチしてるうちに、だんだん無心になっていきました。

何も考えなくていい。

誰にも責められない。

ただひたすら、今この瞬間だけに集中する。

それが、あんなに楽しいなんて思いもしませんでした。

今ゲームをやっていると、正直「時間のムダかな」と思うこともあります(笑)。

でも、無心になりたいときは、今でも迷わずポチポチしています。

あのとき、何もしない時間を持てたから、少しずつ心が軽くなったんだと思います。

マンガに没頭して心を取り戻した

本に花が挟まれた静かな雰囲気の写真

子どものころから、私はマンガが大好きでした。

でもブラック企業で働いていた頃は、好きだったはずのマンガすら読む気力がなくなっていました。

退職して少し落ち着いたころ、スマホのマンガアプリを開いてみたんです。

そこには、昔読んだ懐かしい作品も、新しい作品もたくさん並んでいて。

  • 昔読んだマンガを再読して、ワクワク思い出したり
  • 恋愛ものを読んで、キュンキュンしたり
  • ちょっと怖いホラーを読んで、ドキドキハラハラしたり
  • ギャグマンガで爆笑したり
  • 感動もので号泣したり
  • 日常ものにほっこり癒されたり

マンガを読むたびに、閉じかけていた心が、少しずつ動き出すのを感じました。

今ではマンガアプリ、何個入れてるんだろうってくらいスマホにぎっしり(笑)。

でもそれくらい、マンガは私にとって「心を取り戻すスイッチ」だったんだと思います。

おいしいものを食べたい気持ちが戻った

おにぎりを手に取ろうとしている様子の写真

ブラック企業で働いていた頃、私は「お腹がすく」という感覚すら忘れていました。

お昼休憩と呼ばれるものは一応あったけれど、実際には休憩室とは名ばかりの狭い空間。

テーブルと椅子が置いてあるだけの部屋で、休憩も着替えも事務作業もぜんぶ同時進行。

つねに誰かがいるから、気持ちもまったく休まらない。

自分の荷物を置くスペースもなくて、カバンを抱えながら、コンビニのおにぎりをむさぼるだけの時間。

味なんて感じなくて、ただお腹に入れるだけの作業みたいなものでした。

帰宅しても、疲れすぎて食べる気力なんてありません。

とにかく、何よりも先に寝たかった。

でも、退職して少し経ってから、「お腹がすいた」「何かおいしいものが食べたい」と思えたことが、本当にうれしかったんです。

そのとき、心の中でピンときました。

「食べたい」って、「生きたい」ってことなんだな、って。

お腹が空くのは、生きてる証拠。

そんな当たり前のことすら、ブラック企業時代の私は忘れてしまっていたんです。

あの頃は味もしなかったコンビニのおにぎりも、ちゃんと「おいしい」と感じられました。

「ごはんを食べられること」が、こんなに幸せなんだと、改めて思いました。

最初は出かけるのも怖かったけれど、「おいしいお店ないかな?」と探しているうちに、気づけば少しずつ外にも出られるようになっていました。

そして今なんて、食欲無限大(笑)。

食べるだけじゃ飽き足らず、そのうち「自分でもおいしいものを作ってみたいな」と思うようになりました。

最初はネットでレシピを調べながら、超簡単な料理にチャレンジ。

そこから、フライパンひとつやレンジだけで作れるレシピをたくさん紹介しているレシピ本を活用するようになりました。

今では「今日は何作ろうかな」と、キッチンに立つのが楽しみな日々です。

 

中でも、玉ねぎが苦手な私でもおいしく作れたのが、ハンバーグ。

「玉ねぎなしでもできるの?」と思いつつ試してみたら、びっくりするほど満足できて。

➡ ハンバーグは玉ねぎなしだとどうなるの?味や食感の違いを比べてみた

よかったらこちらのも読んでみてくださいね。

アロマで少しだけ呼吸を取り戻した

アロマディフューザーと精油ボトルの癒やし系写真

アロマに出会ったのは、ブラック企業で働く前のことです。

当時は別のことでしんどくなっていて(笑)、「何か打ち込める趣味がほしいな」と思っていた頃。

ふと目にしたアロマテラピーの通信講座に、「あー、アロマっていいかもな」そんな軽い気持ちで始めたのがきっかけです。

それから、いろんな香りを集めるのが楽しくなって、その日の気分に合わせてディフューザーで炊いたりしていました。

香りを吸い込むだけで、ふわっと心がほどける。

そんな小さな癒やしを、当時の私はちゃんと持っていたんです。

でも、ブラック企業で働き始めてからは、アロマの存在も、香りに癒やされる感覚も、すっかり忘れてしまっていました。

退職して、少しだけ心に余裕ができたとき。

またアロマの香りを吸い込んでみたら──

「ああ、私、こういうので救われてたんだなあ」

って、自然と涙が出そうになりました。

好きな香りをかぐだけで、「自分をいたわってる」って実感できるんです(笑)。

今も気分に合わせていろんな香りを楽しんでいます。

香りって、すごく静かだけど、ちゃんと心に届いてくれるものなんだなって思います。

推しの存在で元気を取り戻した

ライブ会場で観客が手でハートを作っている写真

私はずっと大好きな推しがいて、ライブに遠征したり、イベントに行ったり、推しが日常の一部みたいな生活を送っていました。

でもブラック企業で働き始めてからは、その存在すらも、なんだか遠く感じるようになってしまって。

当時の私はとにかく余裕がなくて、気力も体力もすり減って、推し活どころじゃない毎日だったんです。

イベントのあの高揚感も、「推しに会いたいから頑張る!」という気持ちも、全部どこかに置き去りにしてしまったみたいでした。

でも、退職して少しずつ心が回復してくると、自然と推し活も復活してきました。

久しぶりに曲を聴いて、「ああ、この曲に励まされてたんだな」って気づいたり。

推しの存在が、また心にちゃんと戻ってきたんです。

そのうちに、「次のライブ、行きたいな」って思えるようになって。

そこからは、完・全・復・活!シャキーン(`・ω・´)笑

今はまた、遠征も楽しんでいます。

推しの存在は、私にとってやっぱり生きがいです。

 

この「6つのこと」の中でも、特にわたしにとって大きかったのが「推しの存在」でした。

推しって、ただ“好き”なだけじゃなかったんだなって思えた理由を、こちらでまとめています。

➡ 推しとはどんな存在か考えてみた。気づけば“支えられていた”日々のこと

「なぜ推しが心の支えになるのか?」を知りたい方は、ぜひ読んでみてください。

まとめ:小さな“好き”が私を救ってくれた

一歩を踏み出す女性の足元を写した写真

ブラック企業を辞めたあと、すぐに元気を取り戻せたわけではありませんでした。

むしろ最初は、ただ寝るしかできなかったし、何もしたくない、何も感じたくない、そんな日々が続きました。

でも、

  • ひたすら寝ること
  • スマホをポチポチすること
  • マンガに没頭すること
  • 少しずつごはんを「おいしい」と思えること
  • アロマの香りに癒やされること
  • 推し活で心を動かすこと

そんな小さな「好き」や「安心」を拾い集めながら、私はゆっくりゆっくり、元気を取り戻していきました。

無理に頑張らなくてもいい。

無理に笑わなくてもいい。

小さな「好き」を見つけるだけでも、ちゃんと前に進めるんだ。

そして、「あー私、こういうことが好きだったんだな。」って素直に思える瞬間が、少しずつ増えていきました。

今、しんどい思いをしているあなたにも、そんなふうに届いたらうれしいなと思っています。

私もまだ、完全なスーパー元気人間!ってわけじゃないけど、でもこうして、「おいしいものを食べたいな」とか、「推しに会いたいな」とか、そんな気持ちを持ちながら生きています。

もしも今、心が疲れているなら。

まずは、あなたの「好き」をひとつ、大事にしてみてくださいね。

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