酢豚って、揚げたり、あんを作ったり、なんだか手間が多そう…そんなイメージありませんか?
でも今回ご紹介するのは、揚げずに作れる“簡単酢豚”レシピ。
しかも、豚肉の代わりに鶏むね肉を使った「酢鶏風」にアレンジしてみました!
参考にしたのは、料理コラムニスト・山本ゆりさんの人気レシピ。
フライパンひとつで手軽に作れて、ごはんがどんどん進む味…
これは、忙しい日の夕飯にぴったりです!
実際に作ってみたリアルな感想や、調理のポイント、我が家流のアレンジもふくめてレポートします◎
「揚げ物はちょっと面倒…でも中華が食べたい!」そんな日に、ぜひ参考にしてみてください。
揚げない酢豚を実際に作ってみたリアルな感想
「揚げない酢豚」って聞いただけで、なんだかぐっとハードルが下がった気がしました。
面倒そうな酢豚も、これなら気軽に作れそう!と思って、試しに作ってみることに。
実際に作って感じたことや、工程の印象を、リアルにまとめてみました。
まずは基本レシピをチェック
今回参考にしたのは、料理コラムニスト・山本ゆりさんが公式ブログで紹介されていた「揚げない酢豚」のレシピです。
材料はシンプルで、調味料も家にあるものばかり。
ここではその基本レシピ(2人分)を表にまとめてご紹介します。
※下味(A)は肉にもみ込む用、合わせ調味料(B)はあん用です。
※じゃがいもは副菜感覚ですが、ボリュームと満足感がぐっと増します!
材料 | 分量 |
---|---|
豚肩ロース肉(トンカツ用) | 2枚(約200g) |
じゃがいも | 1個(約100g) |
サラダ油・片栗粉 | 各適量 |
<下味調味料(A)>
調味料 | 分量 |
---|---|
醤油・酒 | 各小さじ2 |
チューブにんにく・しょうが | 各2cm |
塩・こしょう | 各少々 |
サラダ油 | 小さじ1 |
小麦粉 | 大さじ1 |
<合わせ調味料(B)>
調味料 | 分量 |
---|---|
黒砂糖または砂糖 | 大さじ2 |
黒酢または酢、水 | 各大さじ3 |
醤油 | 大さじ1 |
顆粒鶏ガラスープの素 | 小さじ1/4 |
片栗粉 | 小さじ1/2 |
揚げずにカンタン!このレシピのうれしい工夫
- お肉は揚げずに焼くだけ
→ フライパンに大さじ3の油を熱し、こんがり焼いていきます。揚げる手間がいらないのがうれしい! - フライパン1つで全部完結
→ 焼いたあとのお肉と野菜は一度取り出して、同じフライパンであんを作ればOK。洗い物も少なくて済みます。 - あんは調味料を先に混ぜてから火にかける
→ 片栗粉がダマになりにくく、失敗しづらいです。具材にはあとからかけるだけなので、カリッと感もキープ!
基本レシピの手順をざっくり解説
STEP 1:下ごしらえ
じゃがいもはラップに包んで電子レンジで加熱(600Wで4分+裏返して1分)。
粗熱が取れたら皮をむき、1cm厚さにカット。
豚肩ロース肉は一口大に切り、フォークで穴をあけて、調味料Aをもみ込む。
小麦粉を加えてさらにもみ、別容器で片栗粉をまぶす。
STEP 2:焼く
フライパンに油大さじ3を熱し、豚肉を並べる。
空いている部分にじゃがいもも入れて一緒に焼く。
肉は両面をこんがり焼き、全体で5〜6分を目安に火を通す。
STEP 3:あんを作る
焼いた具材をいったん取り出し、フライパンの油を拭き取る。
あわせ調味料Bをよく混ぜてフライパンに入れ、弱火でとろみがつくまで加熱。
STEP 4:盛りつけ&仕上げ
具材を皿に盛り、上からあんをかけて完成!
鶏むね肉&野菜で我が家流にアレンジ
今回は家族3人分を作りたかったので、材料は基本レシピより少し多めに調整しました。
ちょうど家に鶏むね肉(大きめ1枚)があったので、豚肉の代わりに使って“酢鶏”風にアレンジすることに。
冷蔵庫にじゃがいもとにんじんが残っていたので、それを活用。
ピーマンだけ買い足しました。
黒酢もなかったのですが、わざわざ買って使い切れなかったら…と思い、家にあった市販の調味酢(まろやか系)で代用しました。
結果的に、黒酢よりもやさしい酸味で、家族にも好評でした!
実際に使った材料(約3人分)
材料 | 分量・内容 |
---|---|
鶏むね肉 | 大きめ1枚(約250〜300g) |
じゃがいも | 小さめ2個(レンジ加熱) |
ピーマン | 2個 |
にんじん | 1/4本(レンジ加熱) |
調味酢 | Bの調味料を約1.5倍に調整して使用 |
下味 | Aのレシピをそのまま使用(にんにくは省略) |
調理のポイントメモ
【下準備】
- じゃがいもはレンジで先に加熱しておくと便利!
皮ごとラップに包んでレンジ加熱したあと、冷水につけてから皮をむいてカット。
ホクホク感が残ってちょうどよかったです。 - にんじんもカットしてからレンチン
火が通るのに時間がかかるので、あらかじめ加熱しておくと炒めるときの時短に。
【鶏肉の下ごしらえ】
鶏むね肉はひと口大にカットし、フォークで数カ所穴をあけてから、調味料Aをもみこみました。
下味がしっかり入りやすくなり、仕上がりもやわらかくなります。
今回はにんにくを省略しましたが、しょうがだけでも風味がしっかり出て十分おいしく仕上がりました。
今回は洗い物を減らしたくて、片栗粉はフライパンの中で直接まぶしました。
使い捨て手袋を使えば、手も汚れずラク!
【焼き工程】
鶏肉を焼くときは、最初はフライパンがぎゅうぎゅうに…
量が多かったので、焼きムラにならないよう注意。
片面に焼き色がついてから野菜を投入。
スペースのやりくりにちょっと工夫が必要でした(笑)
じゃがいもは焦げ目がついたら、先に取り出しました。
やわらかいので長く焼くと崩れそうだったのと、スペース確保のためにも一度お皿へ避難(笑)
【仕上げ】
焼き上がった具材はお皿に盛りつけておきます。
フライパンであんを仕上げて、あとがけスタイルで完成!
具材にからめずにあとからかけることで、衣がべちゃつかず、味もなじみやすくておいしく仕上がります。
あんをたっぷりかけて、見た目もいい感じに。
カリッと焼けた鶏むね肉と、彩り野菜が食欲をそそります!
実際に食べてみたら、ご飯がすすむ!
鶏むね肉は、ぱさつきがちな印象がありましたが、最初にフォークで穴をあけて下味をしっかりもみ込んだおかげで、しっとりやわらかく仕上がりました。
片栗粉が少なかったのか、油が控えめだったのか、衣はカリカリにはならなかったものの、これはこれで満足!
市販の調味酢で作った甘酸っぱいあんは、ごはんとの相性が抜群。
味のバランスもちょうどよくて、濃すぎず、酸っぱすぎず、ちょうどよい“まろやかさ”がありました。
野菜もしっかり活躍してくれて、彩りのピーマンやにんじんは食感もよく、見た目も華やかに。
ホクホクのじゃがいもも意外によく合って、「もっと入れればよかったな〜」と思ったくらいです。
全体的に、ごはんが止まらない味付けで、満足度の高い一皿に。
揚げてないとは思えない満足感があり、これはリピート決定です!
こんな人におすすめ!手間なしアレンジ中華
このレシピは、こんな方にぴったりです。
- 揚げ物の手間は省きたいけれど、しっかり食べたい人
- 冷蔵庫の残り野菜を上手に使い切りたい人
- 鶏むね肉をパサつかせずにおいしく仕上げたい人
- 甘酸っぱい味つけが好きな家族がいる人
- フライパンひとつで夕飯をサッと完成させたい人
自由度が高く、冷蔵庫の状況に合わせて具材を変えても成立するのが、このレシピの魅力。
「あるものでサッと中華」を叶えたい日に、ぜひ試してみてほしい一品です。
「揚げない酢豚」は、料理コラムニスト・山本ゆりさんが紹介されていた公式レシピを参考にしています。
▶ 【自信作です】黒酢で揚げない絶品酢豚|山本ゆり公式ブログ
もとのレシピもとても丁寧に紹介されているので、アレンジ前の形を知りたい方は参考にしてみてください。
まとめ|今度は“本家”黒酢と豚肉でリベンジしたい!
今回は、山本ゆりさんの「揚げない酢豚」レシピを参考にしながら、鶏むね肉と冷蔵庫にあった野菜で“酢鶏風”にアレンジしてみました。
揚げずに作れるから調理も片づけもラクだし、フライパンひとつで完成するので、忙しい日にもぴったり。
鶏むね肉はしっとりやわらかく、甘酸っぱいあんと相性抜群。ごはんがしっかりすすむ味付けで、家族にも好評でした。
今度はぜひ、基本レシピ通りに豚肉&黒酢バージョンでも作ってみたいと思います。
手軽に中華気分を楽しみたいとき、気軽に作れる1品としてかなりおすすめです!
鶏むね肉って、意外とバリエーション広いですよね。
「大葉の塩こんからあげ」は、混ぜて焼くだけなのにめちゃくちゃおいしかったので、こちらもぜひチェックしてみてください。
➡ 忙しい日の救世主!大葉の塩こんからあげが手間少なめで最高だった件
忙しい日でもサッと作れて、味付けはシンプルなのに大満足の一品です。