「本名で名乗ったほうが丁寧?でもアカ名しか使ってないし…」
ファンレターを書こうと思ったとき、最初に迷うのが「書き出し」ですよね。
とくに“名乗る”場面では、何をどこまで書けばいいのか悩んでしまう方も多いはず。
この記事では、ファンレターの書き出しで名乗るときのポイントを、例文とあわせて解説します。
本名とアカウント名、どちらを選ぶべきか?
名乗らなくても失礼じゃないの?
そんな疑問を解消しながら、自分らしく自然に書き始められるコツがわかります。
迷わず書き出せるようになるヒント、ぜひ見つけてみてください。
名乗った方がいい?ファンレターの書き出しマナー
ファンレターを書こうと思ったとき、「いきなり名前を名乗るべき?」「本名じゃないと失礼?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、最初に軽く名乗っておくのがおすすめです。
ファンレターの最初に、軽くでもいいので自分の名前や呼び名を伝えておくと、読んだ相手にとってもわかりやすく、印象に残りやすくなります。
「どんな人が書いてくれたのかな?」と、想像しやすくなるからです。
特に、はじめて書くときや丁寧に伝えたいときは、名乗っておくと気持ちも届きやすくなりますよ。
ファンレターに本名は必要?失礼にならない名乗り方
本名でなくても、まったく問題ありません。
ファンレターでは、ハンドルネームやSNSでの名前など、「自分らしい呼び名」で名乗る人も多くいます。
特に推しがSNSで活動している場合は、アカウント名でピンときてもらえることも。
相手との関係性や距離感を考えて、本名・ハンドルネーム・両方併記など、無理のない形を選びましょう。
たとえばこんな風に書くと自然です。
名乗り方にこれといった正解はありません。
「どんな自分で届けたいか」に合わせて選んでみてください。
最初のひと言が決まるだけで、文章もぐっと書きやすくなりますよ。
名乗らなくてもOK?匿名にしたいときの工夫
「名乗るのがちょっと恥ずかしい…」という気持ちも、よくわかります。
ファンレターに「必ず名乗らなければいけない」という決まりはありません。
名前を伏せたままでも、あなたの言葉に想いがこもっていれば、それだけで気持ちが伝わることもあります。
どうしても抵抗があるときは、手紙の最後にさりげなく名前を添えるだけでも大丈夫です。
たとえば…
無理に名乗る必要はありません。
自分が心地よいと思えるスタイルで、素直な気持ちを届けてみてくださいね。
迷ったらこれ!本名+アカ名の併記が安心な理由
「どうしよう…どっちにしよう…」と悩んでしまったら、本名とアカウント名の両方を入れておくのがいちばん安心。
ていねいな印象もありつつ、SNSで見覚えがある名前なら「あっこの人かな?」と気づいてもらえるかもしれません。
こんな感じでもOK。
名乗り方 | こんなときにおすすめ |
---|---|
本名 | 初めて書く/丁寧に届けたいとき |
アカ名・ハンドルネーム | SNSの認知がある/カジュアルな雰囲気にしたいとき |
両方書く | どちらか迷ったとき・両方伝えたいとき |
どんな名乗り方が一番良いかは、そのときの気持ちや推しとの距離感によって変わってきます。
大事なのは「あなたらしさ」が伝わること。
気持ちを込めて、自分に合った書き出しを選んでみてくださいね。
次は、実際に使える書き出しの例文を紹介します。
自然に気持ちが伝わる!名乗りの書き出し例文集
ファンレターの書き出しは、最初の一言に迷う人が多いポイント。
「はじめまして」と声をかけるように、自然な言葉で始められると、そのあとの文章もスムーズに書けるようになります。
ここでは、書く状況に合わせた書き出しの例文をいくつかご紹介します。
本名・アカウント名の使い方や、リピーターとしての言い回しなども参考にしてみてください。
シチュエーション | 書き出し例 |
---|---|
はじめて書く場合 | はじめまして。お手紙を書くのは初めてなので少し緊張していますが、どうしても気持ちを伝えたくて書いています。 |
ハンドルネームを使う場合 | はじめまして。SNSでは△△という名前でいつも応援しています。〇〇と申します。 |
リピーターとして書く場合 | こんにちは。以前にもお手紙を書かせていただいた〇〇です。またお手紙を読んでいただけたら嬉しいです。 |
どれも丁寧で自然な書き出しばかりなので、自分に合ったスタイルでアレンジしながら使ってみてください。
大切なのは「名乗ること」よりも、「どう書くと自分らしく届くか」を考えることです。
焦らず、あなたの言葉で綴っていきましょう。
書く前に押さえたい!ファンレターの基本マナーと構成
ファンレターは、推しへの気持ちを届ける特別な手紙です。
書く前に、最低限のマナーや構成を確認しておくと、安心して書き始められます。
好印象につながる!ファンレターで気をつけたいこと
- 誹謗中傷や過度な感情表現は避ける
ネガティブな内容は、相手に負担をかけてしまうことも。 - 誤字脱字や言い回しに注意
下書きをしてから清書すると安心です。 - 簡潔で読みやすい文にする
A4用紙1〜2枚程度が目安。長くなりすぎないようにしましょう。 - プライバシーに配慮する
個人情報や私生活への踏み込みはNGです。
スムーズに書ける!ファンレターの流れと構成ポイント
事前に全体の流れをイメージしておくと、自然に書き進めやすくなります。
基本的な構成
段階 | 内容の例 |
---|---|
書き出し | あいさつ、名乗り、書くきっかけなど |
本文 | 感謝・感想・応援・質問など |
結び | 応援の言葉、健康への気づかいなどでやさしく締めくくる |
名前・日付 | 最後に自分の名前(呼び名)と日付を忘れずに |
例文付き!自然な流れの書き方
項目 | ポイント・例文 |
---|---|
書き出し | 「〇〇さん、こんにちは。△△と申します。」 |
感謝 | 「いつも元気をくれてありがとうございます。」 |
感想 | 「先日のライブ、本当に素晴らしかったです。」 |
応援 | 「これからも応援しています。無理しすぎずに頑張ってください。」 |
質問 | 「もし機会があれば、好きな曲の裏話も聞いてみたいです!」※強要はNG |
締め | 「これからもご活躍を楽しみにしています。お身体に気をつけてくださいね。」 |
名前・日付 | 「2025年7月7日 △△より」 |
文体・呼び方の選び方で印象が変わる?
基本は敬語で丁寧に。でも自然なやわらかさも大切
基本は丁寧な敬語で書くのが安心ですが、推しのキャラクターや雰囲気に合わせて、やわらかい表現を混ぜても問題ありません。
たとえば「~ですね」「~だと思います」など、親しみを込めた語り口にするのも一つの方法です。
呼び方は「さん」が無難。推しによって変えてもOK
推しへの呼び方に悩む方も多いですが、基本は「◯◯さん」と敬称をつけるのが無難です。
ただし、本人が「くん」「ちゃん」などで呼ばれることを好んでいたり、ファンとの距離が近い雰囲気であれば、そのスタイルに合わせてもOK。
推しのSNSやイベントでの呼ばれ方をチェックしてみるのもおすすめです。
うっかりやりがち?避けたいNG表現とその理由
名乗るかどうか以上に大切なのは、「相手に負担をかけないこと」。
ファンレターは、応援や感謝の気持ちを届けるもの。
読んだ相手がほっとできるような内容にするためにも、以下のような表現には注意しましょう。
NG表現の例 | 注意点・理由 |
---|---|
「返事ください」「見てますよね?」などの要求 | 一方的な期待は、相手にプレッシャーを与えてしまうことがあります。 |
推しの住所や行動について書く | プライバシーの侵害にあたる恐れがあり、トラブルになる可能性も。 |
初対面から深刻な話をする | ネガティブな話題や重たい内容は、相手を戸惑わせることもあります。 |
乱暴・過度に砕けた言葉づかい | 失礼な印象を与えてしまうこともあるため、丁寧な文体を意識しましょう。 |
長文になりすぎる | 読む側の負担になります。A4 1〜2枚程度を目安に、伝えたいことを絞って書きましょう。 |
他のファンや第三者を下げる発言 | 誰かを悪く言う内容は、読む人全体の気分を損ねてしまう可能性があります。 |
迷ったときは、「自分が読んだらどう感じるか?」を基準に見直してみると安心です。
推しに負担をかけない、やさしい言葉選びを心がけましょう。
書きやすくなる!準備・用紙・ペン選びのコツ
「いざ書こう」と思っても、何から始めていいか迷ってしまうこともありますよね。
そんなときは、書きやすさをサポートしてくれる“ちょっとした工夫”を取り入れてみましょう。
- 便箋は1〜2枚程度を目安に、丁寧にまとめて
長くなりすぎず、最後まで読んでもらいやすくなります。 - 推しカラーのレターセットで気分を上げて
お気に入りの紙やデザインを使うと、書く時間がもっと楽しくなります。 - 字がにじみにくい黒インクのペン(0.5mm前後)がおすすめ
読みやすく、丁寧な印象に。 - 消せるフリクションペンは避けた方が安心
高温になると文字が消える可能性があるため、郵送には不向きです。 - 下書きをしてから清書すると失敗が減ります
誤字脱字を防げて、自信を持って届けられます。
書く道具やスタイルをちょっと工夫するだけで、手紙に向き合う時間がぐんと心地よくなります。
「ちゃんと書かなきゃ」と気負わず、あなたらしい一通を目指してみてくださいね。
どんなときに書けばいい?おすすめのタイミング例
ファンレターに「いつ書かなきゃいけない」という決まりはありません。
でも、「今、この気持ちを伝えたい!」と思ったときが、いちばんのタイミングです。
中でも、特におすすめなのはこんなとき。
- 推しの誕生日
お祝いと一緒に、日頃の感謝や応援の気持ちを届けるのにぴったり。 - イベントやライブのあと
感動が新鮮なうちに感想を伝えると、推しにも想いがより伝わります。 - 活動への感謝を伝えたいとき
ふと「いてくれてありがとう」と思った瞬間こそ、手紙にぴったり。 - 自分が落ち込んでいたときに救われたと感じたとき
「言葉にして伝えたい」と思ったなら、それが書きどきです。
気負わず、あなたのタイミングでOKです。
手紙に込めた言葉は、きっとやさしく届いてくれるはずですよ。
ファンレターを書く中で「誕生日に気持ちを伝えたい」と感じた方は、こちらの記事で推しへの誕生日メッセージ例文を参考にしてみてください。
一言で想いが伝わるコツや避けたいNGワードもあわせて紹介しています。
➡ 推しへの誕生日メッセージ例文25選!迷わず書けるコツとNGワードも紹介
誕生日という特別な日だからこそ、あなたらしい言葉で届けてみませんか?
ちゃんと届く?宛先確認と送付時のポイント
「せっかく書いたファンレター、ちゃんと届いてほしい…」
そんな気持ちに応えるために、送る際の基本ポイントをまとめました。
- 推しが所属する事務所やファンクラブに送る
まずは公式サイトで、ファンレターの宛先・注意事項を確認しましょう。受け付けていない場合もあるので要チェックです。 - 個人活動の配信者・クリエイターの場合
SNSのプロフィール欄や固定ポストに「お手紙の送り先」や、ファンレター受付の案内が出ていることがあります。 - 封筒の裏には、自分の名前と住所を記載
マナーとして記載しておくと安心。差出人不明だと、相手が不安に思うこともあります。 - 切手は重さに応じて正しく貼る
便せん1〜2枚程度なら、25g以内で110円が目安。はがきは85円です。最新情報は郵便局公式サイトで確認すると安心です。
「届くまでがファンレター」。
あて先の確認・封筒の書き方・切手の貼り方まで、丁寧に仕上げることで、あなたの想いがきちんと届く確率もグッと上がります。
送る前に一度見直してみましょう。
まとめ|迷ったときは“自分らしい名乗り方”を選ぼう
ファンレターは、あなたの気持ちをまっすぐ届けられる、特別な手紙です。
書き出しで名乗るかどうかに「正解」はありませんが、相手にとって安心感のあるやさしい書き出しを意識すると、読んでもらえる確率がぐっと高まります。
本名でも、ハンドルネームでも、両方でもOK。無理のない方法で、自分らしさを大切にしてみてください。
そして何より大切なのは、どんな名乗り方でも、あなたの「好き」という気持ちをまっすぐ込めること。
ていねいに、思いやりをこめて書いた言葉は、きっと推しにも届きますよ。
また、「もっと気軽に気持ちを伝えたい」「短いけれど印象に残る言葉を届けたい」場合は、こちらの記事で推しへのメッセージ短文50選を参考にしてみてください。
応援・感謝・労いなどジャンル別に分かれた例文がそろっているので、SNSやファンレターにも活用しやすいですよ。
➡ 推しへのメッセージ短文50選!一言で気持ちが伝わる例文&書き方のコツ
迷ったときに使える“ちょうどいい言葉”がきっと見つかります。