SNSを見て「楽しそう」と思う反面、落ち込んだり。
身近な誰かと自分を比べて不安になったり。
頭では「比べても意味ない」ってわかってるのに、気づけば比べてしまう…
そんな経験、ある方も多いのではないでしょうか。
実は私も、まさにそうでした。
とくに趣味のことや推し活の場面で、他人と自分をくらべて焦ったり、凹んだりすることがよくあって…。
でも、「比べないようにする」って難しいんですよね。
そんなとき、考え方や行動をほんの少し変えてみたことで、比べても落ち込みすぎずに済むようになってきたんです。
この記事では、私自身の経験もふまえて、こんな内容をお届けします。
- 比べてしまう気持ちの正体と、よくあるパターン
- 比較モードに入りやすいときの対処法
- 自分軸を育てるためのちょっとした習慣
- 「私は私でいいかも」と思えるようになるヒント
比べないように頑張るより、比べてしまったときの心の整え方を知っておく方が、ずっとラクです。
もし今、誰かと自分を比べて疲れてしまっているなら、よかったら読み進めてみてくださいね。
他人と比べてしまうときの対処法5選
「他人と比べたくないのに、気づけば比べて落ち込んでいる…」
そんな気持ちに悩む方に向けて、ここでは今すぐできる5つの対処法をご紹介します。
どれも、今日から無理なく取り入れられることばかりです。
気になったものをひとつだけでも試してみてくださいね。
1. SNSを見すぎて疲れたら、少し距離を置いてみる
SNSで流れてくるのは、他人の“良い瞬間”ばかりです。
楽しそうな投稿、充実した日々、きらきらした成果…。
それを見るたびに、知らず知らずのうちに「自分は全然だめかも…」と感じてしまうこともあります。
そんなときは、思い切ってスマホを置く時間をつくるのがおすすめです。
SNS断ちをする必要はありませんが、投稿を見る頻度を減らすだけでも心が落ち着きます。
通知をオフにする、アプリを一時的にアンインストールするなど、物理的に距離を置く仕組みを作ってみると、気持ちの波が少し穏やかになりますよ。
2. 嫉妬やモヤモヤは紙に書き出して整理する
モヤモヤする気持ちをそのままにしておくと、頭の中がどんどんごちゃついてしまいます。
そんなときは、紙やスマホのメモに、思っていることをそのまま書き出してみるのが効果的です。
書き方にルールはなく、箇条書きでも、独り言のような文章でもOK。
自分の本音を“目に見える形”にすることで、気持ちが少しずつ整理されていきます。
たとえば
- 今日はちょっと疲れてる
- ○○さんの投稿を見て焦った
- 本当は休みたいのに、がんばらなきゃって思ってる
こうやって書いていくと、「比べてしまう理由」や「本当に感じていたこと」が浮かび上がってくることもあります。
3. 比べるなら、他人じゃなく「過去の自分」と
比べる対象を「他人」ではなく「過去の自分」にしてみると、見える景色が変わってきます。
たとえば
- 去年より疲れに気づくのが早くなった
- 以前より仕事の優先順位をつけられるようになった
- 推し活で自分のペースを守れるようになってきた
このように、自分の中の変化や成長に目を向けることで、他人と比べて落ち込む気持ちが和らいでいきます。
小さな一歩でも、確実に前に進んでいる自分に気づけると、自信にもつながっていきますよ。
4. 自分の「好き」や「得意」に目を向けて、気持ちを整える
人と比べてしまうときは、つい「自分に足りないもの」にばかり意識が向きがちです。
そんなときこそ、自分に“あるもの”を見つめ直す時間をとってみてください。
- 自分の得意なこと
- 好きなこと・趣味
- 過去に誰かに褒められたこと
- 「これだけは譲れない」と思える価値観
こうした“自分らしさ”に目を向けることで、他人との比較ではなく、自分自身の軸で物事を見られるようになっていきます。
ノートに書き出したり、思い出せる写真を見返してみるのもおすすめです。
5. ひとりで抱えず、誰かに話して外に出す
気持ちがいっぱいいっぱいになったときは、信頼できる人に話してみるのも大切です。
言葉にすることで、自分の考えや感情が整理されて、気づきが生まれることもあります。
「そういうふうに感じてたんだね」と受け止めてもらうだけで、安心できることもありますよね。
もし、すぐに話せる相手がいない場合は、カウンセリングやチャット相談などを活用するのもひとつの選択肢です。
話すことでしか得られない心の整理って、確かにあると感じます。
実際にやってみたら、気持ちが軽くなった私の話
私自身も、以前はよくSNSで他人と自分を比べて落ち込んでいました。
とくに、同じ趣味を持つ人が「楽しそうに推し活してる」のを見ると、「私は全然うまくやれてないな…」「このままでいいのかな」と感じてしまっていたんです。
でも、あるときふと気づきました。
見えているのは、“その人のいい部分だけ”かもしれない。
私には私のペースがあるし、それでいいんだよなって。
そこから少しずつ、比べそうになったらスマホを置く、気持ちを書き出してみる、そんな小さなことを試していきました。
今でも比べてしまうことはありますが、前ほど深く落ち込むことは減ってきたように感じています。
比べてしまう気持ちに“勝つ”必要はないんだと思います。
うまく付き合っていければ、それでいいのかもしれません。
もし「なんだかSNS疲れたな」と感じたときは、こちらも参考になるかもしれません。
→ 推し活のSNS疲れを防ぐ!しんどい気持ちを癒す5つの簡単なリフレッシュ方法
ちょっと気持ちが重たいときに取り入れやすい、シンプルな方法をまとめています。
なぜ人は他人と比べてしまうの?「やめたいのにやめられない」理由
「やめたいのに、また比べてる…」
そんなふうに思って、自分にがっかりしてしまったことはありませんか?
でも、それって本当に“悪いこと”なんでしょうか?
実は、比べることそのものが問題ではないのです。
比べるのは自然な感情。自分を責めなくていい
人は、本能的に「自分の今の位置」を知ろうとする傾向があります。
まわりとの関係や情報を通して、安心を得ようとする働きがあるんですね。
その中で、他人と自分を比較するのはごく自然な反応。
「自分だけが比べている」と思う必要はありません。
むしろ、「比べたくないのに比べてしまう」と気づけていること自体が、心がちゃんと動いている証でもあります。
そんなときは、自分を責めるのではなく、「今ちょっと疲れてるのかも」「比べたくなる気持ちもあるよね」とやさしく自分に声をかけてみるだけでも、心がふっと落ち着いてきます。
「比べがち」な人に多い4つの特徴とは?
「どうして私はこんなに比べてしまうんだろう?」
そう感じる方には、ある共通点があることも少なくありません。
以下のような特徴に当てはまる人は、無意識に比較モードに入りやすい傾向があります。
特徴 | 説明 |
---|---|
まじめで頑張り屋 | 高い理想を持ち、自分に厳しくなりやすい |
評価を気にしがち | 他人の目や言葉に敏感で、自分の価値を外に求めがち |
完璧主義の傾向がある | 「100点じゃないと意味がない」と思いやすい |
SNSをよく見る | 情報の量が多すぎて、比べる材料が増えやすい |
もし「当てはまるかも…」と思ったとしても、それは決してダメなことではありません。
自分の傾向を知っておくことで、「あ、今ちょっと比べモードに入ってるな」と気づきやすくなり、感情の波に飲まれにくくなるはずです。
比較がつらくなるのはなぜ?
比べてしまってつらくなるのは、「理想化された他人」と「現実の自分」を無意識に重ねてしまうからです。
SNSや人づき合いの中で見えるのは、他人の“良い面”だけ。
そこに自分のすべてをぶつけると、どうしてもギャップを感じてしまいます。
そのギャップが、「なんで自分はできないんだろう」「羨ましい」といった嫉妬の気持ちや、自己否定につながることも。
でも、感情が湧くことは悪いことではありません。
それに気づけることが、第一歩になります。
心が比べてしまったときは
「また比べてしまった…もうこんな気持ち、やめたいのに」
そう思えば思うほど、比べるクセって抜けにくくなるものですよね。
実は、「比べたくない」という気持ち自体がプレッシャーになって、余計に落ち込んでしまうことも。
大切なのは、「比べてもいい。
でも、そのあとどう自分と向き合うか」なんです。
つい比べてしまったときは、自分を責めるのではなく「そう思うくらい頑張ってるんだな」と受け止めてみてください。
そこから少しずつ、比べるクセはゆるんでいきます。
そしてもし、推し活の中で「なんとなくついていけない」「自分だけ取り残されている気がする」と感じたことがあるなら、こちらの記事も参考になります。
→ 推し活でついていけないと感じる理由と解決方法5つ!自分らしく楽しむヒント
自分のペースで楽しむために大切な距離感や、気持ちの整え方がわかりますよ。
比べるクセを手放すヒント
他人と比べてばかりいると、だんだんと自分のことが見えにくくなってしまうことがあります。
何が好きで、何を大切にしたいのか。
自分の気持ちがぼんやりして、他人の基準ばかりに目が向いてしまう…そんな感覚、ありませんか?
ここでは、自分の軸を少しずつ取り戻すためのヒントを3つに分けてご紹介します。
無理に「自分らしく」あろうとしなくても大丈夫。
少しずつ、心の中を整えるところから始めてみてください。
自分の価値を見直す時間をつくる
「誰かと違っていても、それでいい」
そう思えるようになると、気持ちがすっとラクになることがあります。
でも、比べることに夢中になっていると、つい“他人が持っているもの”ばかりが魅力的に見えてしまい、“自分にあるもの”を見失ってしまうことがあるんですよね。
だからこそ、意識的にこんなことを思い出してみてください。
- 自分の好きなことや得意なこと
- 「これだけは大事にしたい」と思っている価値観
- 過去に「自分らしく行動できた」と感じた出来事
こうした“内側にある自分らしさ”に目を向けていくと、他人と比べる必要なんて、本当はなかったと気づけることもあります。
小さな「これが私」を積み重ねていくことが、自己肯定感のベースになっていくんですね。
自分軸を育てる3つの問いかけ
人の目が気になって仕方がないとき、自分の判断基準が「他人軸」になってしまっていることがあります。
「こう思われたい」
「みんながやってるから」
そんな気持ちから選んだ行動は、一見うまくいっているように見えても、あとから「なんか違ったかも」と疲れてしまうことが多いんです。
そんなときは、自分の内側に問いかけてみる時間をつくってみてください。
自分への問いかけ | 意図 |
---|---|
本当にやりたいこと? | 誰かの期待じゃなく、自分の気持ちに従えているか |
これは私にとって必要? | 周りに合わせすぎていないか、見直すきっかけに |
納得して選べてる? | 自分の意思で動けているかを確認する |
これらの問いかけを日常の中に少しずつ取り入れていくと、「私はこうしたい」という軸が自然と育っていきます。
自分らしさは、特別な何かを持っていることではありません。
日々の小さな選択を、少しずつ“自分で決めていくこと”が、自分軸の土台になります。
比べるより、気づける自分を意識する
人と比べて落ち込んでしまうとき。
それに気づいた自分を「またこんなことで…」と責めてしまうこと、ありませんか?
でも実は、「あ、今比べてるな」と気づけたこと自体が、すごく大切な一歩なんです。
感情は、無理に抑えようとするほど強くなるもの。
だからこそ、気づいてあげることが、感情を整えるための第一歩になります。
たとえば
- 比べてることに気づく
- その理由を考えてみる(疲れてる?焦ってる?)
- 自分に優しい言葉をかける
この3ステップだけでも、心の中に余白と選択肢が生まれてきます。
「また比べちゃった」と責めるのではなく、「比べてしまうくらい、私は真面目に頑張ってるんだな」
そんなふうに、自分の心をやさしく見つめてあげられると、比べることに振り回されすぎずに済むようになっていきます。
気持ちがラクになる小さな習慣を取り入れる
すぐに気持ちを切り替えるのって、なかなか難しいですよね。
「分かっていても、そんな簡単に変えられない」と感じる方も多いと思います。
だからこそ、日々の中で少しずつ、“自分をラクにするための習慣”を取り入れてみてはいかがでしょうか。
どれもすぐに始められる、小さなアクションばかりです。
今すぐできる3つの行動
ここでは、忙しい毎日でも実践できる、シンプルな3つの行動をご紹介します。
気持ちがざわつくときや、なんだか落ち着かない日に、ぜひ思い出してみてください。
やってみたいこと | 効果 |
---|---|
深呼吸をする | 緊張していた心と体をゆるめる |
窓の外をぼーっと眺める | 思考をリセットして、感情が落ち着く |
今日できたことを1つ書き出す | 自分を肯定する力が育つきっかけになる |
どれも、たった数分でできることばかりです。
気持ちに余裕がないときほど、こうした“余白をつくる行動”が、心の支えになります。
「今の自分」を無理に変えようとしなくても、少し整えてあげるだけで、見える景色は変わってくるはずです。
何歳からでも、自分は育て直せる
年齢を重ねると、「今さら変われるのかな…」と感じてしまうこと、ありませんか?
でも、心の整え方や、自分への接し方は、いくつになっても見直せます。
変化って、大きな決断や劇的な出来事だけで起きるものではありません。
たとえば
- 疲れたときに、無理をしないで休めた
- 自分に否定的な言葉をかけそうになったけど、やめられた
- 小さな成功を、自分でちゃんと認められた
そんな些細なことの積み重ねが、「自分でいて大丈夫」という安心感を少しずつ育ててくれるんです。
今の自分に「これでいいよ」と声をかけられるようになること。
それが、自分らしさを大切にする第一歩かもしれません。
まとめ|他人と比べてしまっても、大丈夫
他人と比べて落ち込むのは、自然なことです。
大切なのは、比べたことに気づいたとき、どう自分を整えてあげるか。
責めるのではなく、少し休んだり、心の声に耳を傾けたり。
そんな小さな選択が、比べすぎない自分につながっていきます。
- 比べることは自然なこと。気づけただけでもOK
- SNSを見過ぎない・気持ちを書き出すなど、今すぐできる対処法から始めてみる
- 他人ではなく過去の自分と比べる視点を持つと心がラクに
- 「自分らしさ」に目を向けて、自分軸を育てる習慣を少しずつ取り入れていく
- 深呼吸や感情のリセットなど、シンプルな行動の積み重ねが心を整えるヒントに
小さな対処法や習慣を取り入れながら、自分らしいペースで心を整えていきましょう。
比べたことを責めずに、そっと受け止めるところから始めてみてくださいね。
また、比べることに悩んでいたのは「推し活仲間との関係」が原因だった、という方もいるかもしれません。
→ 推し活の友達に疲れる理由とは?しんどくなったときの距離感と心の整え方
人間関係で気を使いすぎてしまう方に向けて、無理のない付き合い方を紹介しています。