「働くのがこわい」って思ったこと、ありますか?
私は、いわゆる“社畜生活”を経験したあと、求人を見るだけでドキドキするくらい、働くことが怖くなっていました。
入社前からモヤッとしてたこと、現場でのギャップ、「もう無理かも」って思った瞬間…。
今振り返ると、よく頑張ってたなぁって、自分に言ってあげたくなるくらいです。
この記事では、そんな私が「もう無理」って感じた5つのリアル体験をまとめています。
つらかったけど、今は少しずつ前を向けるようになってきたからこそ、書けた話です。
もしあなたが今、ちょっとしんどい気持ちを抱えているなら、この記録が少しでも心の引っかかりをゆるめるきっかけになったら嬉しいです。
入社前に感じた、ちょっとした違和感
面接のとき、「大変ですよ?」って笑顔で言われたのを今でも覚えています。
その後、連絡はなかなか来ないし、働き始めても毎日シフトは“未定”。
「…もしかして、ここやばいかも?」
そんな違和感がずっとあったけど、「がんばろう」と、自分に言い聞かせてました。
でも、積み重なる“ちょっとした違和感”って、いつの間にか心も体もじわじわ削ってくるんですよね。
研修と現場のギャップに戸惑った日々
研修のときは、正直ちょっと楽しかったんです。
同期と一緒に学んで、教えてくれる人も優しくて、「この職場、意外といいかも?」なんて思ってました。
でも、現場に出た途端、空気がガラッと変わって。
ピリピリした雰囲気、厳しい口調、何をしても「できてない」扱い…。
ちゃんとやってるつもりなのに、うまくいかないことが増えていって、だんだん自信がなくなっていくのが、自分でもわかりました。
もう出勤するのがつらくてたまらなかった毎日
朝、目が覚めるたびに「行きたくないな…」って思ってました。
玄関に立つだけで胃がキリキリして、「どうにか休めないかな…」なんて考えたりして。
体調が悪くても、気軽に休める空気じゃなくて、気持ちも体も、だんだんすり減っていってるのが自分でもわかる日々でした。
それでも、どこかで「このままじゃ本当にダメになるかも」と思って、思いきって仕事を辞める決断をしました。
今ならわかるんです。あれは“逃げ”じゃなくて、“自分を守るための選択”だったって。
退職当日、最後のモヤモヤと救いの言葉
退職の意思を伝えたあとのこと、今でもよーく覚えてます。
朝礼のとき、なぜかみんなの前で挨拶するように言われて、「え、なんで…?」って戸惑いました。
その後、普段ほとんど話したこともない上司から思いがけず厳しいことを言われて、なんとも言えない気持ちに。
「何で今さらこんなこと言われてるんだろう…」と思ったけど、ひとりの先輩が「気にしなくていいよ」って声をかけてくれたんです。
その一言に、すごく救われました。
あのときの言葉、きっと一生忘れないと思います。
働くことに踏み出せなかった日々、でも…
退職して少し経った頃、正直、また働くのがちょっと怖かったです。
求人サイトを見るだけで、心がザワザワするような感じで、「また同じような思いをしたらどうしよう…」って、不安ばかりが先にきてました。
本当はずっと家にいたかったけど、働かないと生活できないし、ずっとこのままじゃ…って、内心ちょっと焦ってました。
それで、「とりあえず短期のバイトから始めてみようかな」と思って、できる範囲で一歩だけ動いてみたんです。
もちろんうまくいかないこともあったし、不安が全部なくなったわけじゃないけど、少しずつ「また働けるかも」って思えるようになっていきました。
まとめ:この体験を通して伝えたいこと
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
今回の5つの体験談は、ただ「つらかったこと」を並べたかったわけじゃなくて、「私もこんなことがあったよ」「こんなふうに感じてたよ」って、同じようにしんどい思いをしている誰かに、そっと伝えたくて書きました。
心が疲れてるときって、自分でも気づかないうちに「もっとがんばらなきゃ」とか「自分が悪いのかな」って思っちゃうこと、ありますよね。
でも、立ち止まってもいいし、逃げたっていい。
むしろそれは、“ちゃんと自分を守ろうとした”ってことなんだと思います。
もし今つらい気持ちを抱えているなら、どうか「ちゃんとしなきゃ」より、「まずは自分を大事にしよう」を優先してあげてくださいね。